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第206話 ヨセ-スベリ 

聖子 「 ヨセというのは序盤や中盤に比べるとあまり派手な戦いはありません。 」

渚 「 確かに計算ばかりで地味なような気がします。 」

聖子 「 そうですね。 そのためヨセの勉強は敬遠されがちです。 」

渚 「 そういえば、詰碁は良く聞きますがヨセはあまり聞かないです。 」

聖子 「 でも実際はヨセで逆転することが多いですよね? 」

渚 「 多いです! 間違いなく多いです。 」

聖子 「 ヨセの計算方法をしっかり身に付けていたら、
    逆に詰碁は勉強しなくてもいいかもしれないですよ。 」

渚 「 なるほど。 それは確かに言えるかも。 」

聖子 「 ヨセの計算方法がわからないと一手の価値が判断できません。 」

渚 「 それが出入り計算ですか? 」

聖子 「 はい。 出入り計算を覚える事で一手の価値が判断できます。 」

渚 「 黒から打った時の地と白から打った時の地の比較ですね。 」

聖子 「 はい。 その比較できちんと一手何目と判断することができます。 」

渚 「 でも、その都度計算するのは大変ですよ? 」

聖子 「 そうですね。 だから形で覚えてしまうのが良いのです。 」

渚 「 あぁ、そういうことですか。 それだと楽になりますね。 」

聖子 「 では、良く出る形を今から5つやりますね。 」

渚 「 5つですか? 」

聖子 「 はい。 スベリ、コスミ、オサエ、切り取り、ハネツギの5つです。 」

渚 「 聞いたことがある用語が多いです。 」

聖子 「 では、まずスベリからですが。 」


0206.jpg


渚 「 黒が白石を1子取って生きていますか? 」

聖子 「 1子を取っているのでほぼ生きてはいるのですが・・・。 」


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渚 「 アイタタタ! それは厳しいです。 」

聖子 「 白がここにスベリを打てると黒の攻めを継続できるので、
    攻めとヨセの手を兼用した手でものすごく良い手になります。 」 

渚 「 必死で生きる事を考えないといけない気分です。 」

聖子 「 ここに打たれるとそういうような気分になってしまうので、
    逆に根拠を確かなものにする手を打てると安心ですし価値としても大きいですね。 」


0206-2.jpg


渚 「 確かに! そこに打てればまったく心配しなくても良いですね。 」

聖子 「 この地点は黒の根拠に関わる場所なので急場と言って、
    早く打った方がより優勢になっていける良い場所になります。
    そして、こういう場所は価値が数字で表せないほど大きいです。 」

渚 「 そんなに大きな場所なのですか。 」

聖子 「 黒6子の根拠に関わっているので、とにかく大きいのです。 」

渚 「 左上全体に影響していますね。 」

聖子 「 はい。 こういう場所はできる限り早く打つようにしてください。 」

渚 「 はい! 」

聖子 「 では、もう一つ。 」


0206-3.jpg


渚 「 この場合は黒も白もそれぞれ地がありますね。 」

聖子 「 はい。 大ヨセといったところでしょうか。 」

渚 「 オオヨセ?ですか。 」

聖子 「 はい。 まだ地がはっきりと確定していない段階でのヨセですね。 」

渚 「 へぇ~。 」


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聖子 「 黒から打つとB-16へのケイマですね。 」

渚 「 なんだか大きい手ですね。 」

聖子 「 後手ですがかなり大きな手で12目強ですね。 」

渚 「 そんなに大きいんですね。 」

聖子 「 はい。 逆に白からはB-15へのケイマです。 」


0206-5.jpg


渚 「 これもまた厳しいですね。 」

聖子 「 これも後手ですが同じく12目強です。 」

渚 「 デカイ! 」

聖子 「 こういうようなヨセは終盤に入ったら早く打つようにしてくださいね。 」 

渚 「 了解しました! 」

聖子 「 スベリはこのぐらいにして、次はコスミです。 」


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