第191話 投了 

星山 「 次の一手でシノげるかそうでないか、ほぼ決まるのではないでしょうか。 」


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愛 「 おー。 」

星山 「 これはまた。  」

テイ 「 いったいどうなるんだ? 」


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テイ 「 どうなんだ? 星山さん。 」

星山 「 ケイマですか。  」

愛 「 これで中に出られたのかな? 」

星山 「 このケイマは切れそうで切れないですね。 」

テイ 「 切れそうで切れない? 」

星山 「 えぇ。 黒も相当危ないです。 」

愛 「 切るとどっちが攻めているのかわからなくなりそう。 」

星山 「 白は恐ろしいほど先をヨンでいますね。 」

テイ 「 となると? 」

星山 「 おそらくここでさすがの佐脇さんも投了ではないでしょうか? 」

愛 「 黒がS-19で隅の目を取りに行ったけど? 」

星山 「 それだと中で黒3子が落ちそうです。 」


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佐脇 「 参りました。 」

聖子 「 ありがとうございました。 」



テイ 「 終わったか? 」

星山 「 そのようですね。 」




佐脇 「 いやぁ、あの局面からこうも簡単に・・・。 」

星山 「 佐脇さん、なすすべがありませんでしたね。 」

佐脇 「 いやぁ、強すぎますよ。 強すぎ。 」

テイ 「 だろうな。 」

佐脇 「失礼ですが、 女流の全国大会でお見かけしたことがないんですが。 」

愛 「 アマのそういう大会に出たことないものね。 」

聖子 「 そうですね。 」

佐脇 「 え? 出たことないんですか? 」

星山 「 佐脇さんにこれだけ差をつけて勝つ実力ならば。 」

佐脇 「 優勝ですよ。 まちがいなく優勝しますよ。 
    というか。 」

愛 「 というか? 」

佐脇 「 プロになれますよ。 」

テイ 「 あははは。 だろうな。 プロになれるだろうな。 」

愛 「 うんうん。 なれるなれる。 」 

聖子 「 ・・・ 」

星山 「 お二人とも、やけに嬉しそうですね。 」

佐脇 「 勉強のために、すこし検討してもいいですか? 」

星山 「 そうですね。 私もぜひ伺いたい。」

聖子 「 あ、はい。 お願いいたします。 」

佐脇 「 N-15でアタリではなく、ノビを打ったらどう打ちましたか? 」




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