第163話 昼食休憩 

佐藤 「 ここまでいい感じですすんできたのですが・・・。 」


0162.jpg


藤田 「 ニコラちゃん、長考かな? 」

佐藤 「 確かこの対局と同じ手順が。 」

藤田 「 あったあった。 確か天人の中押し勝ち。 」

佐藤 「 よく覚えてますね。 」

藤田 「 意外と人の碁の方が覚えてるかも。 」

佐藤 「 珍しいですよね。 」

藤田 「 よく言われるんだよねぇ。 どうして自分の碁は覚えていないの?って。 」

佐藤 「 まぁ、だいたい予想はつきますよね? みなさん。 」

藤田 「 食べる事を考えているから、って言いたいんだよね? 」

佐藤 「 お! よくわかりましたね。 」

藤田 「 いやぁ、マジでそうだもん。 」

佐藤 「 先生、そこはとりあえず否定しましょうよ。 」

藤田 「 そう? 」

佐藤 「 そりゃそうですよ。 」

藤田 「 じゃぁ、次回から。 」

佐藤 「 だいぶ時間使いましたよね? 」

藤田 「 そうだね。 序盤としては使ったかな? 」

佐藤 「 ある意味作戦の帰路ではありますからね。 」

藤田 「 お、打ちそうかな? 」

佐藤 「 どうでしょうか。 」

藤田 「 長考したけど結局最初に考えた手を打つ、ということはよくあるから。 」

佐藤 「 あ。 やっぱり。 」

藤田 「 ね。 前回と同じ内からのカカリだったね。 」


0163.jpg


佐藤 「 先生がおっしゃったように前回と同じカカリでしたね。 」

藤田 「 となると、この後はノータイムで進むね。 」

佐藤 「 というのは? 」

藤田 「 中押し勝ちした天人はその手を継承するだけだからね。 」

佐藤 「 なるほど。 」


0163-1.jpg


佐藤 「 先生がおっしゃったように白㉒のカカリまでほぼノータイムでした。 」

藤田 「 となると・・・。 」

佐藤 「 となると? 」

藤田 「 この次の手を 次の一手 にしましょう。 」

佐藤 「 ここでですか? 」

藤田 「 えぇ。 ニコラちゃんだから。 」

佐藤 「 というのは? 」

藤田 「 ニコラちゃんは碁界で一番勉強熱心と言われるほどだよね? 」

佐藤 「 はい。 よく承知しています。 」

藤田 「 だから、きっと前回の負けをしっかり研究したはずだからね。 」

佐藤 「 ここは違う手を打ってくるだろう? ですか? 」

藤田 「 そそ。 」

佐藤 「 なるほど。 そうかもしれませんね。 」

藤田 「 ところで? 」

佐藤 「 ところで? 」

藤田 「 今日の昼食はどうなってるの? 」

佐藤 「 今日は各自で食べることになってますけど? 」

藤田 「 え? そうなの? 」

佐藤 「 えぇ。 棋院での開催なので各自となってます。 でも・・・。 」

藤田 「 じゃぁ、ここで休憩にしましょう! 」

佐藤 「 あ、先生、どこへ? 」

藤田 「 先週できたソバ屋さん! あとヨロシク!! 」

佐藤 「 あぁ~あ、まだ話の途中だったのに。
    最後まで聞かずに一人で行ってしまいました。
 
    実は今日は各自だったんですが変更になってましてね、 
    特上焼肉弁当だったんです。 


    え? そうなんですか? 
    連日行列ができていて食べるまでに・・・。
    ということは、お昼は1時間待ち間違いないですね。 


    では、次の一手の下に先生がどうなって帰ってくるのか、
    それも併せて書いておいてください。
    正解者の方には何かプレゼントをさせて頂きますね。 

    では、みなさんも昼食休憩にしてください。 
    私もお昼頂いてまいりますので。 」   




スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment