第162話 簡明な手 

佐藤 「 ほぼノータイムで黒番のパクさんは3連星です。 」

藤田 「 対する中松天人は2連星。 」


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佐藤 「 ここまですべて星という進行ですね。 」

藤田 「 よくあるごくごく普通の進行だよね。 」

佐藤 「 大一番なだけにもっと激しくなるのかと思いましたが。 」

藤田 「 ここまではとても波乱が起こりそうにない感じ。 」

佐藤 「 今、天人が右上小ゲイマガカリですね。 」

藤田 「 たぶん、 黒が受けたあと二間にヒラキを打つだろうね。 」

佐藤 「 スベリを打たずにですか? 」

藤田 「 最近、天人が愛用してる定石なんだよね。 」

佐藤 「 今までの定石ですと、ヒラくとしたら三間が一般的ですよね? 」

藤田 「 うんうん。 三間にヒラくのが定石なんで二間だと少し辛い? 」

佐藤 「 はい。 そういう風に教えられてきました。 」

藤田 「 私もそう教えられました。 」

佐藤 「 ですよね? それなのに二間ですか? 」 

藤田 「 天人曰く、後の変化が少ないから良いんだって。 」

佐藤 「 確かに後の変化は少ないですね。 打ち込みとかはないですし。 」

藤田 「 うんうん。 」

佐藤 「 天人が次の手を・・・やはり二間ビラキでした。 」

藤田 「 やっぱり。 」

佐藤 「 先生のおっしゃるとおり二間ビラキでしたね。 」

藤田 「 少し打ちづらいかもしれないけれどこの二間はアマの方はこれでも良いかな? 」

佐藤 「 なるほど。 簡明でいくならアマの方にとっては良い手になるという事ですね。 」

藤田 「 うんうん。 打ち込みとか変化を覚えるのが大変なんで、
    部分的には損のような気もするけど簡明で良いかもしれないね。 」

 


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