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第158話 不思議な縁 

【 フラワーカンパニー 会長室 】



華崎 「 ・・・

    えぇ。 それで? 
    
    そうですわね。

    確かにあなたの言う通りだと思いますわよ、私もね。

    わかりました。

    気持ちはかわらないのですね? 
    
    わかりました。 

    ただし、復帰できる道だけは残しておくのが私の条件ですからね。
    籍だけはそのままにしておく、それは守ってくださいね。

    えぇ。 それなら私もお手伝いできますわ。

    では、残りの対局、がんばってくださいね。

    はい。 ではまた。 」

秘書 「 今のお電話は・・・。 」

華崎 「 若いって何というのでしょうね。 」

秘書 「 今の地位を失ってでもですか? 」

華崎 「 ね。 うれしくもありちょっぴりさみしくもあり。 」

秘書 「 それにしてもこれが公になると大変ですね。 」

華崎 「 そうね。 発表は最終局の後で、と言っていたけれど・・・。 」

秘書 「 3連敗後の3連勝。 歴史に残る最終局の後でですか? 」

華崎 「 言いだしたら何も聞かないので、
     あの子らしいといえばあの子らしいのですけれど。 」

秘書 「 以前は何か背負いすぎているように感じていましたが、
    今は本当に楽しそうに囲碁と向き合っていらっしゃるように見えます。 」

華崎 「 そうね。 それは間違いないですわね。 」

秘書 「 はい。 ずいぶん変わられました。 」

華崎 「 あの子をそこまで変えたのが、
    あの渚さんだというのも何かのご縁なのね。 」

秘書 「 渚さん? とおっしゃいますと? 
     ひょっとしていつも行かれていらっしゃるあの碁会所の? 」

華崎 「 えぇ、そうなの。 」

秘書 「 世の中狭いと言いますけど、不思議なご縁ですね。 」

華崎 「 ねぇ。 本当に不思議ですわね。 」




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